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プロフィール

登録日: 2019年6月17日

記事 (114)

2026年10月14日 ∙ 2 分
鼻中隔湾曲症
鼻中隔湾曲症は、鼻腔を左右に分ける鼻中隔(軟骨と骨で構成)が正中からずれて変形し、左右の鼻腔に狭さや差を生じる状態です。多くの場合は軽度で無症状ですが、変形が強いと慢性的な鼻づまりや副鼻腔炎、鼻出血、嗅覚障害、いびきや睡眠の質の低下などの原因となります。成人では解剖学的な偏位が非常に多く見られ、地域や調査方法によっては半数以上に確認されますが、実際に治療が必要になるのは一部です。 原因は、胎児期の発育過程や出生時の圧迫による先天性のもの、幼少期や成人期の外傷による後天性のもの、加齢による軟骨や骨の変形などがあり、鼻腔内の気流が乱れることで粘膜が乾燥したり肥厚したりし、さらに副鼻腔の換気や排泄が悪くなって炎症を引き起こすことがあります。 症状としては、片側または両側の鼻づまりが最も多く、特に狭くなった側で強く感じられます。鼻汁や後鼻漏、副鼻腔炎の繰り返し、頻繁な鼻出血、嗅覚障害、鼻の中の違和感、睡眠時のいびきなどもみられます。症状の強さは変形の程度だけでなく、アレルギー性鼻炎や下鼻甲介肥大といった併存疾患の影響を受けます。 診断は、まず問診と鼻鏡や内視鏡による観察で行い、鼻中隔の位...

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2026年9月14日 ∙ 3 分
顕微鏡的多発血管炎
顕微鏡的多発血管炎(Microscopic Polyangiitis:MPA)は、主に細動脈や毛細血管などの小血管に炎症を引き起こす壊死性血管炎であり、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(AAV)に分類される疾患です。特にミエロペルオキシダーゼ(MPO)に対する抗体であるMPO-ANCAが陽性となることが多く、同じAAVに属する多発血管炎性肉芽腫症(GPA)とは異なり、病理組織学的に肉芽腫形成を伴わない点が特徴です。MPAでは、自己免疫反応を介して活性化された好中球が血管内皮を障害し、結果として臓器障害を引き起こすと考えられています。原因は不明ですが、遺伝的背景に加え、感染、薬剤、シリカ曝露などの環境因子の関与も示唆されています。 MPAは日本を含む東アジア諸国で比較的高頻度に認められ、ANCA関連血管炎の中では最も多くみられます。発症年齢は中高年が中心であり、特に60歳以上の高齢者に好発します。性差は少なく、男女ともに発症します。 この顕微鏡的多発血管炎は多臓器に影響を及ぼし、臨床症状も多彩です。最も頻度が高いのは腎障害で、急速進行性糸球体腎炎(RPGN)として現れ、血尿...

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2026年8月19日 ∙ 4 分
血小板減少症
[疾患概念] 血小板減少症とは、末梢血中の血小板数が基準値(一般に15万/µL)を下回った状態を指し、出血傾向を中心とした臨床的問題を引き起こしうる病態の総称である。血小板数の低下は、骨髄での産生低下、末梢での破壊亢進、脾臓への貯留増加、あるいは血管内での消費亢進など、複数の機序によって生じる。臨床上は、単なる検査値異常として偶然発見される軽度のものから、致死的出血を来し得る重篤な疾患の初発所見まで、極めて幅広いスペクトラムを有する点が重要である。 [原因] 原因として最も頻度が高いのは免疫学的機序による末梢破壊であり、その代表が免疫性血小板減少症(ITP)である。ITPでは自己抗体により血小板が脾臓などで破壊され、孤立性の血小板減少を呈する。一方、骨髄異形成症候群や再生不良性貧血、抗がん薬や放射線治療後などでは血小板産生自体が低下する。さらに、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)や播種性血管内凝固症候群(DIC)では、血小板が血管内で過剰に消費され、急激かつ高度な減少を来す。大量輸血後の希釈性血小板減少や、肝硬変に伴う脾機能亢進も重要な原因である。 カテゴリ 代表的疾患・状況...

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