糖尿病の新分類?

一般に糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病があり、2型糖尿病が太宗を占めることはよく知られた事実でしょう。中高年発症でインスリン治療がなく、運動と服薬で治療中ならば、2型糖尿病と考えておいて間違いないと思います。


さて、医学雑誌LANCET The Lancet Diabetes & Endocrinology によると、糖尿病患者はそれぞれが大きな特徴を持つ5つのタイプに分類できるという。北欧のスウェーデンとフィンランドの患者15000人の血液分析によって分かった事実です。

  • 1群 - 重篤な自己免疫性糖尿病(Severe Autoimmune Diabetes; SAID)で、典型的な1型糖尿病と一致する。若年発症で、相対的にBMIは低く、代謝のコントロール状態が不良、インスリン不足と自己抗体陽性が特徴である。

  • 2群 - 重篤なインスリン欠乏症の糖尿病(Severe Insulin-Deficient Diabetes; SIDD))で、最初は1の患者に非常に似ている。ただし自己抗体は陰性である。

  • 3群 - 重篤なインスリン抵抗性の糖尿病(Severe Insulin-Resistant Diabetes; SIRD)で、通常太りすぎ、つまりBMIが高く、インスリン抵抗性が著明

  • 4群 - 軽症の肥満と関連する糖尿病(Mild Obesity-Related Diabetes; MOD)で、患者は肥満ではあるが、インスリン抵抗性はないのが特徴。

  • 5群 - 軽症の年齢と関連する糖尿病(Mild Age-Related Diabetes; MARD)で、上記4群の糖尿病と類似するが、他のタイプよりも高齢で発症する。




上記の定義からすると、3群から5群が従来の2型糖尿病と考えられます。特に3群が2型糖尿病の典型例でしょう。4群には、いわゆる境界型糖尿病も含まれるかもしれません。肥満と加齢が糖尿病発症の危険因子ともいえます。


加齢とともに、膵臓にあるランゲルハンス氏島のβ細胞が減少していきます。つまり分泌されるインスリン量も低下することから、高齢者では高血糖から糖尿病の人数が著明に増加するわけです。詳しくは日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2018-2019」を参考にしてください。新契約の引受査定者にとっては、糖尿病の病態生理と血糖値コントロールの評価などを復習するのに役立つでしょう。


(参考) The Lancet Diabetes & Endocrinology Vol.6, No. 5, p361-369, May 2018

日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2018-2019」

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