top of page

ギャンブル依存症

政治家と官僚が自らの利権をむさぼるために統合型リゾート法いわゆるカジノ法が作られたしか思えない。こう思うのは私だけか。2020年が始まり、これにかかわる贈収賄疑獄のニュースが巷間に流布されている。当然の結果でしょう。外国企業にとっても、極めて美味しい法律ですから。そして公営ギャンブルであれば合法ということで、今回は国土交通省が主務省となっているようですね。



病的賭博いわゆるギャンブル依存症という病気があります。この診断基準はアルコール依存症と似ています。米国の精神障害の診断と統計マニュアル DSM-Ⅳによる病的賭博の診断のためのチェックリストは次のようなものです。


・賭博にとらわれている

・興奮を得たいがために、掛け金の額を増やして賭博をしたい欲求がある

・賭博をするのを抑える、減らす、やめるなどの努力を繰り返し成功しなかったことがある

・賭博をするのを減らしたり、またはやめたりすると落ち着かなくなる、  またはいらいらする

・問題から逃避する手段として、または不快な気分を解消する手段として賭博をする

・賭博で金をすった後、別の日にそれを取り戻しに帰ってくることが多い

・賭博へののめり込みを隠すために、家族、治療者、またはそれ以外の人に嘘をつく

・賭博の資金を得るために、偽造、詐欺、窃盗、横領などの非合法的行為に手を  染めたことがある

・賭博のために、重要な人間関係、仕事、教育または職業上の機会を危険にさらし、  または失ったことがある

・賭博によって引き起こされた絶望的な経済状態を救うために、他人に金を出して  くれるよう頼る


精神病院へ入院して、保険会社から疾病入院給付金をせしめて、リハビリテーションの一環と称してギャンブルにいそしむ人もいるのではないでしょうか。困った人たちがいるものです。この疾患の給付金請求診断を見た記憶が私にはあります。


注)DSM-Vでは、非物質関連障害群の1つとしてギャンブル障害(gambling disorder, F63.0)が定義されている。



bottom of page