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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 95◆◇ 2013.10.23

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ガングリオン
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ガングリオンとは、手足などの関節近くにある膜や粘液嚢胞にゼリー状の液体が貯留してできる弾力性の腫瘤で、若い女性に多く見られ、昔は修道女によくできたことから欧米では聖書ダコとも言われています。

原因
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関節液や腱と腱鞘の潤滑油である「滑液」が、ガングリオンの袋に送られ濃縮してゼリー状になります。特に関節からできるものは関節包に繋がる長い茎で繋がっていることがほとんどです。その他にもガングリオンは全身の至る所に生じます。骨や筋肉、神経に出来るガングリオンもあり、粘液変性したものが融合して生じると考えられています。(日本整形外科学会ホームページより)

症状
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大きさは米粒大からピンポン玉大の腫瘤まで、また軟らかいものから硬いものまであります。通常は無症状なことが多いのですが、神経を圧迫するとしびれや疼痛、運動麻痺などを生じます。手を使いすぎると腫瘤は大きくなることがあります。

診断
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視診・触診で見当をつけます。注射器を刺してゼリー状の内容物が吸引できればガングリオンと診断できます。しかし、外側から触れない小さなものはMRIや超音波をして診断します。

治療
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腫瘤のみで無症状であれば、放置しても心配ありませんが、診断するためには整形外科の受診が必要になります。増大傾向のもの、痛みが強いもの、神経症状があるものは治療が必要になります。保存的治療としては注射器で内容物を吸引し、何回か吸引・排出を繰り返します。この他に、ガングリオンを上から押して潰すという方法もありますが、あまり勧められません。繰り返し内容物が貯留する場合には手術を行います。茎を含めたガングリオンの摘出と関節包の周囲に生じているガングリオン予備軍の別の小さなシストの存在にも留意しなければならず、取り残しがあると再発する確率が高くなります。(5~15%)

鑑別診断
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脂肪腫、粉瘤、軟部腫瘍(血管腫、膿瘍、炎症性肉芽腫)、関節炎などがあります。

引受査定のポイント
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死亡保険については 現症・既往症とも標準体での引受で問題ないと思われます。医療保険については、現症は手術の可能性もあるので部位不担保とし、既往症については、再発の可能性を考慮し、一定期間の部位不担保での引受がよいと思われます。

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