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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 91◆◇ 2013.8.28

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骨巨細胞腫
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骨巨細胞腫とは、骨軟骨腫や内軟骨腫についでよく見られる良性の骨腫瘍で、顕微鏡的に、多数の核をもつ大型の細胞(多核巨細胞)が見られることから骨細胞腫と呼ばれます。発生しやすい部位は、大腿骨の下端、脛骨の上端、上腕骨の上端、橈骨の末端などの長管骨(大きな長い管状の骨)ですが、脊椎や骨盤、仙骨などの骨にも発生します。原発性骨良性腫瘍の約20%と比較的多いです。発症年齢は、20歳以上の人で、成長軟骨閉鎖前の10歳代で起こることは極めてまれです。

症状
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腫瘍が発生した隣接の関節痛が初発症状となり、膝関節痛、肩関節痛、手関節痛が生じます。腫瘍が大きくなると、腫れや、圧痛、熱感、関節可動性の制限、病的骨折などの症状も生じます。

診断
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診断は、単純X線写真で可能な場合もありますが、扁平骨や椎体などはCTの方が有用です。稀な部位や年齢層では。MRIも有用です。確定診断するため腫瘍の小片をとって顕微鏡で調べる病理組織学的生検が必要なこともあります。

治療
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腫瘍が小さい場合には手術で切除し、その後に骨移植を行います。骨移植に用いる骨は、自分の骨、骨バンクに保存してある他人の骨、人工骨、骨セメントという素材を充填することもあります。腫瘍が大きい場合には、切除した後に大骨片移植を行ったり、人工関節術を行うこともあります。手術が不可能な部位にできた腫瘍には、放射線治療が行われます。

予後
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巨細胞腫は良性腫瘍なので、多くは手術し切除すれば治りますが、腫瘍細胞が残っていて、局所に再発する率も高く、その場合再手術が必要です。まれに、肺に転移することもあり、肺転移が進行した場合には予後が悪いことがあります。

査定のポイント
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悪性の場合には、悪性腫瘍として査定することもあります。 手術または放射線で治癒したものは、死亡保険については、保険金削減~標準体での引受が考慮できるでしょう。医療保険については、引受延期~部位不担保での引受が考慮できるでしょう。再発や転移がある場合には上記より厳しく査定します。

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