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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 84◆◇ 2013.4.24

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斜視
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物を見る時には両目の視線がその目標に向かうのが普通ですが、片方の目線だけが目標に向かい、もう片方の目線が内側(内斜視)、外側(外斜視)、上側(上斜視)、下側(下斜視)など別方向に向いてしまっている状態をいいます。 眼を動かす筋肉や神経の異常によるもの、遠視によるものが多いですが、目や脳の病気によるもの、全身の病気に伴うものもあります。

種類
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状態による分け方としては、恒常性斜視(常に斜視)と間歇性斜視(普段は正常で時々斜視になる)、斜視眼による分け方としては、交代斜視(左右の目が交代に斜視になる)と片眼斜視(どちらかの目に決まっているもの)、眼の位置による分け方としては、内斜視、外斜視、上下斜視、回旋斜視、調節の有無による分け方としては、調節性内斜視(ピントを合わせる時に過剰
な眼球の内よせが生じるために起こり、遠視が原因となっていることが多く、眼鏡使用などの適切な治療が必要)と非調節性内斜視(生後6ケ月以内に発見される斜視で手術による治療が必要です)、それ以外に、廃用性外斜視(失明した目は外に向きやすい)等があります。

症状
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左右の目がそれぞれ異なる方向を向いているため、立体視が困難になったり、複視が生じることもあります。通常両眼視は生後3ケ月頃から発達し、5~6歳で完成するようなので、早期発見、早期治療が重要となってきます。なお、視力の発達は2歳ころまでは急速ですが、その以降は緩やかになり9歳頃で終わるようです。

鑑別疾患
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糖尿病や脳腫瘍、脳血管障害などで神経や外眼筋の麻痺が生じる場合があり、麻痺性斜視と呼ばれます。その他複視を生じる他の疾患との鑑別も重要です。

治療
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大きく手術による方法とそれ以外の方法があり、斜視の種類や年齢により治療法は異なりますが、目的としては、眼位ずれの矯正、両眼視機能の正常化、視力改善の3つが重要となります。

手術以外の治療としては、

1.コンタクトレンズ、メガネを使用する:遠視や近視を矯正し、両眼で正常に見えるようにします。

2.遮閉法:眼帯、アイバッチにより、斜視でない方の眼を遮閉することにより、斜視眼に物を見る目をつけさせる方法です。

3.プリズム処方:メガネにプリズムを入れて光を屈折させ斜視眼を正常眼と同じ視標が見えるようにする方法です。

4.両眼視機能訓練:大型弱視鏡、カイロスコープ等により視機能を向上させる方法です。

5.注射法:斜視の原因となって、引っ張りすぎている筋肉を麻痺させるために、ボツリヌス毒素を注射する方法です。

手術としては、眼球に付着している6種類の眼筋の位置を変えたり、短くしたりして正常な位置に戻します。先天性内斜視は生後すぐ生じるもので、斜視弱視の原因となりますが、早期に手術すると外斜視になることもあるので、手術時期に関しては慎重に決定する必要があります。術前の斜視が強い場合には、1回の手術では治らない場合もあります。

予後
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基礎疾患のない斜視は生命予後は問題ありません、成人になれば手術の可能性も低くなるようです。

引受査定のポイント(年齢と、基礎疾患の有無が重要です。)
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手術なしの場合、成人までは医療保険については部位不担保での引受となるでしょう。手術後は後遺症・合併症がなく、再手術の可能性がなければ標準体での引受が可能でしょう。ただし、成人になってからの斜視は、原因となる疾患や矯正視力にも注意する必要があります。

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