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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 75◆◇ 2012.11.28

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アナフィラキシー
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蕁麻疹やアトピー性皮膚炎、花粉症、喘息などのアレルギー性疾患は、皮膚や眼、鼻、
気管支などの特定の部位だけに症状が出現しますが、何らかの抗原により全身性に
生じる即時型のⅠ型アレルギー反応をアナフィラキシーと言います。

原因
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医薬品としては、造影剤、抗菌剤、抗癌剤、血液製剤、卵や牛乳を含む医薬品(塩化
リゾチームやタンニン酸アルブミン)などがあり、食物としては、年齢による違いはあり
ますが、鶏卵、牛乳、小麦、エビ、カニなどの甲殻類、果物、ソバ、魚類の順となってい
ます。(食物アレルギーガイドラインより)この他、蜂刺されや動物の刺傷によるもの、
ラテックスアレルギー等もあります。

症状
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医薬品の投与開始や食物摂取から5分~30分以内に、皮膚の掻痒感、蕁麻疹、発赤
などの皮膚症状、腹痛、嘔気、下痢などの消化器症状、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦
しさなどの呼吸器症状で生じます。その他、視覚異常や頻脈、不整脈、血圧低下などの
循環器症状や、不安、恐怖感などの神経症状がみられる場合もありますが、意識混濁
や蒼白などの症状が見られれば、ショック状態の可能性があり、早急な対応が必要と
なります。

疫学
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米国では、全アナフィラキシーのうち、90%以上は、非薬物性のものであり、成人では
蜂などの昆虫刺傷によるもの、小児では食物アレルギーによるものが多いようです。
日本では、年間の死亡はハチで約20名、食物では10名以下と推定されています。
(平成20年3月厚生労働省・アナフィラキシーマニュアル)

検査
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現場では、一刻を争うことが多いので、問診や視診を行い、いち早く原因を取り除くこと
が重要です。後日落ち着いたら、皮膚テストや皮内反応を行ったり、特定の抗原に対す
る特異的IgE抗体価の測定や食物負荷試験を行うこともあります。

鑑別疾患
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蕁麻疹、過換気症候群、気管支喘息発作、喉頭領域の急性炎症などが、鑑別疾患と
して上げられます。

治療
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まず原因となる薬剤の中止や、食物摂取を中止します。蜂刺されなどは、刺された場所
から毒を抜いたり洗浄します。呼吸困難、血圧低下など、ショック状態となったら、横にな
り、足を起こして、エピネフリンの皮下または筋肉注射をします。医療機関に到着したら、
血管を確保して点滴をし、抗ヒスタミン薬やステロイドの投与を行います。呼吸困難が強
く気道が閉塞している場合には酸素投与や気管内挿管を行なうこともあります。

引受査定のポイント
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発症が1回であれば、次回以降は注意すると思われるので、標準体での引受も考慮
できると思われます。再度起こしている場合には、原因や頻度、重症度などにより、
死亡保険は保険料割増等の条件付で、医療保険については引受延期を考えたほうが
よいと思われます。

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ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

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