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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 71◆◇ 2012.09.25

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顆粒球減少症
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白血球の中の顆粒球が急激に減少することで感染症にかかりやすくなった状態を
顆粒球減少症といいます。
顆粒を有する白血球には、「好中球」「好酸球」「好塩基球」等の分画がありますが、
この中でも特に好中球減少のことを示すことが一般的で、顆粒球減少症は好中球が
1500μl未満の状態と定義されています。

白血球は細菌や真菌に対して感染防御の役割があるので、白血球が減少すると感
染をおこしやすくなり、突然の発熱や悪寒、咽頭痛、口内炎、皮膚感染症などが生じ
ます。その他の症状としては、倦怠感、リンパ節腫脹、嘔吐、腹痛がみられることもあ
り、重症化すると肺炎、敗血症等の二次感染を生じます。 

原因
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原因の多くは外因性で、抗生物質や抗甲状腺薬、抗ヒスタミン薬などの薬剤に対する
過敏症が挙げられ、薬物に対する特異体質の人は、少量使ったときでも起こりやすく
なります。そのほか、消炎鎮痛剤、抗がん剤、抗痙攣剤、抗甲状腺薬、経口糖尿病薬
など様々な薬剤が原因となります。感染症をきっかけとして起こることもあります。

好中球自体に原因があるものには、 先天性好中球減少症や周期性好中球減少症
などがあります。産生が障害されるものには再生不良性貧血や白血病、放射線照射
などがあります。脾臓の機能亢進による破壊(肝硬変)や免疫系の病気(膠原病や
HIV感染)が原因の場合もあります。

診断・検査
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血液検査で、好中球の減少(1500μl以下)を確認しますが、特に500μl以下の場合には
「無顆粒球症」といいます。発熱している場合には血液培養や尿培養、喀痰培養、便培養
などを行い、感受性のある抗生剤の投与を迅速に行います。骨髄の産生低下や、破壊や
消費の亢進の鑑別のために、骨髄検査を行うこともあります。膠原病や他の血液疾患等が
原因の場合には、そちらの検査を行います。

治療
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原因が薬剤によるものと判明した場合は、薬剤の服用自体を中止します。
感染症に対しては抗生物質の投与を行います。自己免疫疾患が関与している場合には、
ステロイドやγグロブリン療法が有効な場合もあります。

引受査定のポイント
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現在症状がある場合は、一旦全て延期としたほうがよいでしょう。
既往症については、原因が急性の感染症に付随して発症したもので完治している場合、
原因が薬物・化学物質によるものと判明している場合で、既に投与を中止しており、完治
している場合には、死亡保険、医療保険とも標準体での引受を考慮できます。
原因が上記以外の場合は原疾患による査定となります。

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ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

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