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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 65◆◇ 2012.05. 25

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原発性アルドステロン症
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副腎皮質の腫瘍や過形成病変により、アルドステロンが過剰に分泌された病態で
130ある難病のひとつです。アルドステロンは腎臓に作用しNa再吸収とカリウム
を排泄する作用があるので、高血圧や低カリウム血症による筋力低下などの症状
がでます。
高血圧症の大部分は原因のわからない「本態性高血圧」ですが、約10%は何らか
の原因があって高血圧になっている「ニ次性高血圧」です。アルドステロン症は
二次性高血圧を引き起こします。病型としては、アルドステロン産生腺種が約
80%と大部分で次に両側副腎過形成が8%程度です。その他には、片側性副腎皮質
過形成や癌腫などがありますが少ないです。

原因
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副腎皮質の腫瘍または過形成が原因で、腫瘍は通常片側に生じ、過形成は左右
の副腎からアルドステロンが分泌されます。また、甘草(かんぞう)を含む
漢方薬が原因となる偽性アルドステロン症という病気もあります。

症状
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高ナトリウムによる高血圧は心臓・脳・血管・腎・眼などの臓器障害を引き起
こします。低カリウムによる症状は筋力低下による四肢麻痺や脱力、易疲労感、
口渇、多飲、多尿などですが約半数なので診断における特異性は低いです。

治療
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片側の副腎腫瘍による場合は外科的に摘出します。しかし、摘出できない場合
や両側過形成による場合では内服薬で治療します。薬剤としては、スピロノラ
クトンなどのアルドステロン受容体拮抗薬が第一選択で、降圧が不十分な場合
には通常の高血圧治療と同様にCa拮抗薬やARB、利尿剤等を使用します。
低カリウムに対してはK製剤の経口を併用します。
大部分を占める腺種の場合は、摘出後7割程度で血圧が正常化します。

引受査定のポイント
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現在症状がある場合は、死亡保険も医療保険も一旦延期とした方がよいでしょ
う。既往症については、原発性の片側性で摘出手術をして良性の腺腫だった場合
でその後合併症のない場合は経過年数により、死亡保険、医療保険とも条件付
き~標準体での引受も考慮できます。
続発性のアルドステロン症は引受延期とし、腫瘍が悪性か良性か不明な場合は、
病理診断書の提出していただいた方がよいでしょう。

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