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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 59◆◇ 2012.002.01

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結節性紅斑(けっせつせいこうはん)
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結節性紅斑とは、圧痛を伴った結節状の暗褐色の皮膚病変で、主に女性の下腿に
多数生じるものです。大きさは数ミリ~数センチ程度と様々で、病理学的には、
皮下脂肪組織の炎症が認められます。
特に20~40代の女性に多いことや、妊娠や経口避妊薬を契機として発症する
例などから、女性ホルモンの関与も疑われています。下腿前面に左右対称性に好
発し、重症化すると腕まで広がる事もあります。

原因
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皮下脂肪組織の炎症の正確な発症機序は不明ですが、遅延型アレルギー
か、免疫複合型反応と推定されています。その原因は多岐に渡りますが大別
すると1.感染、2.炎症性疾患、3.悪性腫瘍、4.薬剤に分けられます。

1.感染
細菌としてはA群連鎖球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、クラミジア、梅毒、抗酸菌
(含結核)、カンピロバクター等があり、ウイルスとしては、麻疹、肝炎ウイル
ス、サイトメガロウイルス、EBウイルス等があります。その他に真菌や原虫な
ども感染の原因となります。

2.炎症性疾患
サルコイドーシス、クローン病、潰瘍性大腸炎、ベーチェット病、シューグレン
症候群、IgA腎症、Sweet病、原発性胆汁性肝硬変等の基礎疾患が原因の
皮膚症状として現れます。

3.悪性腫瘍
急性骨髄単球性白血病、ホジキン病、非ホジキン病、カルチノイド等

4.薬剤
ミノサイクリン、経口避妊薬、抗潰瘍薬、サリチル酸、フェニトイン、スルホン
アミド等の薬剤があります。

症状
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上気道感染や腸管感染に続いて、自発痛を伴う硬い紅斑が下腿から生じるケース
が多く、紅斑はやや隆起しますが、潰瘍化する事はありません。
重症化すると発熱、全身倦怠感、関節痛を伴いますが、通常は、2~4週で消失し
ます。しかし基礎疾患がある場合などは期間をおいて数年にわたって繰り返し再
発するので注意が必要です。

治療
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ベット上の安静が第一です。下肢を拳げて冷却するのも有効です。
薬物療法としては、疼痛や発熱に対してはNSAID等の対症療法が一般的で
す。細菌が特定できれば、感受性のある抗生剤を服用します。
重症例では、ステロイドの内服も行われます。基礎疾患がある場合には、もちろ
んその治療を行います。基礎疾患がない場合には、通常数週間で自然消退し治癒
します。

引受査定のポイント
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基礎疾患の有無が重要です。基礎疾患がある場合には、それに準ずる査定となり
ます。直近で現在症状がある場合には、死亡保険については保険金削減等の条件
付きでの引受も考慮できるでしょう。医療保険については延期あるいは部位不担
保での引受が考慮できる場合もあるでしょう。
既に症状がない場合は、基礎疾患がない場合に限り、標準体での引受が考慮でき
ます。

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ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

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