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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 52◆◇ 2011.8.23

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翼状片(よくじょうへん)
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翼状片とは、白眼(強膜)の表面を覆っている結膜組織が血管を伴って目頭
(鼻側)の方から、次第に黒目(角膜)の方に文字通り三角形の翼のかたちに
伸びてくる病気です。
高齢者に多く、長年にわたって紫外線やホコリ等へさらされたことにより
結膜組織が異常に増殖することが原因と考えられています。

症状
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眼の表面に凹凸ができ血管を伴っているので、充血や異物感などの症状や
視力低下、乱視がおきます。初発の場合は非常にゆっくりと進行し、
角膜に侵入するまで10年以上かかることもあります。
この間、乱視や視力低下が進行し、瞳孔を完全に覆ってしまうと視力が失われ
回復が難しくなる場合があるので、その前に手術をします。

検査と診断
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視診でもわかりますが、細隙灯顕微鏡による検査で容易に診断できます。
鑑別疾患として、目の外傷、熱傷、角膜潰瘍の回復過程で翼状片に似た症状が
出現することがあり、偽翼状片と呼ばれます(治療は翼状片に準じます)。

治療
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症状がなければ放置しても問題ありませんが、充血や異物感の軽減にはステロ
イド等の点眼剤を使用することもあります。しかし、進行を抑える効果はない
ので、ある程度進行したものは手術で切除するしかありません。
角膜への侵入の程度と、視機能低下などから手術時期を決めます。

しかし単に切除しただけでは再発率がかなり高くなります。
除去した部分に上方から自分の結膜を引っ張ってきて縫いつける「自己結膜
移植術」等の方法では、再発率は数パーセントとかなり低くなります。
それでも再発するような重症例には、結膜の異常増殖を抑制するために
放射線を当てたり、抗がん剤のマイトマイシンCを点眼することもありますが、
正常な角膜や強膜に対する毒性には注意を要します。

予後
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直接生命にかかわる疾患ではありませんが、単に切除しただけで何も処置
しなければ、数ケ月以内での再発率はかなり高くなります。
高齢者に多く発症する病気ですが、再発率については若年者や
翼状片が大きいものの方が高いようです。

引受査定のポイント(再発率や年齢)
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生命に関しては問題のない疾患ですが、両目の矯正視力等により、
高度障害となる可能性があれば特定障害不担保等の条件をつけることも考慮
したほうがよいでしょう。医療保険に関しては、軽症については問題ないかも
しれませんが、重症例や手術後の場合は、術式により再発の可能性も高いので
一定期間は部位不担保や特別障害不担保等の条件付きで引き受けることも
考慮します。

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