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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 51◆◇ 2011.8.10

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薬剤性大腸炎・偽膜性大腸炎
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薬剤性大腸炎は、主に「抗菌剤」や「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」の
投与によって引き起こされる、大腸を中心とした急性の炎症性疾患です。
偽膜性大腸炎と出血性大腸炎に大別されます。

偽膜性大腸炎はセフェム系抗菌剤などの投与により大腸細菌叢の菌交代現象が
起こりディフィシル菌(clostrideum difficile)が大量に増殖し、
菌が産生する毒素により大腸の腸粘膜が侵される炎症性疾患です。
ディフィシル菌はバンコマイシン以外の各種抗生物質の存在下で
よく増殖します。

疫学・症状・経過
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高齢者で白血病やがんなどの重篤な基礎疾患があり、抗菌剤(NSAIDs、
セフェム系抗菌剤、リンコマイシン、クリンダマイシン、ペニシリン)
などの投与後2~20日後位に粘血性ないし水様性下痢や腹鳴、下腹部の鈍痛、
腹部膨満感などが起こります。
中等度の発熱が起こりますが、血便は比較的少ないとされています。
検査では、低カリウム血症、白血球や血沈の上昇、炎症反応(CPR)、
低蛋白血症がみられます。

検査・治療
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大腸内視鏡検査にて、腸粘膜にびまん性の黄白色偽膜が直腸やS状結腸に
見られます。ひどい場合、全大腸に及ぶことがあります。
また、便の嫌気性培養でディフィシル菌や毒素の検出がされた場合に
偽膜性大腸炎と診断します。
原因となった抗菌剤の投与を中止し、バンコマイシンを投与します。
輸液などによる全身管理が必要となります。

予後
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出血性大腸炎については、比較的健康な若者が多いため予後も良好です。
しかし、偽膜性大腸炎は高齢者が多いため基礎疾患により予後が左右されます。
 
引受査定のポイント
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出血性大腸炎については、完治後であれば医療保険・生命保険共に
特に条件をつけることなく引き受けが可能でしょう。
偽膜性大腸炎は基礎疾患の状況により引き受けの可否を判断します。

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