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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 47◆◇ 2011. 6.15

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扁桃腺肥大 
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口腔内には、病原体が体内に侵入するのを防ぐためのリンパ組織がいくつかあり
ます。その中でも、口蓋扁桃は、口蓋垂(こうがいすい:俗称のどちんこ)の両
側にあるアーモンド形の親指大のリンパ腺で、何らかの原因でこの口蓋扁桃が肥
大した状態を扁桃腺肥大といいます。なお、アデノイドは鼻の奥で、口蓋垂の後
ろにあり咽頭扁桃(いんとうへんとう)とよばれます。

原因
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小学生くらいまでの子供では、免疫システムの発達が不十分なため、しっかりし
た免疫システムを獲得しようと扁桃腺が活発に活動するため、生理的現象として
扁桃腺は肥大します(その後縮小します)。中学生以降では、風邪をひいたり細
菌やウイルスに感染した時に免疫反応が働き、結果として扁桃腺が腫れたり熱が
出たりしますが、通常数日で治まります。

症状
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発熱(細菌やウイルスに対する防御反応の結果です)。炎症による痛みや嚥下痛
のため口が開けづらい、食事がとりにくい、ということがあります。また首のリ
ンパ節が痛んだり、硬くなったりすることもあります。症状が進行して炎症が広
がると、扁桃腺周囲炎になったり、膿がたまり扁桃腺周囲膿瘍になったりする場
合もあります。さらに炎症が波及し、浸出性中耳炎などの合併症をおこすことも
あります。慢性的な場合などは、呼吸苦や鼻づまり、いびきなどを引き起こし、
睡眠時無呼吸症候群の原因になることもあります。

検査と診断
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肥大の重症度分類としては第1度肥大(軽度)~第3度肥大(口蓋垂近くまで
肥大がおよぶ)までの分類があります。

◆視診:1度~3度までの肥大の程度をみます。
◆間接喉頭鏡検査、喉頭ファイバー:
視診では見えない舌の影の部分や奥などを観察します。
◆側面単純X線撮影:扁桃が抽出されます。
◆血液検査:炎症による白血球数の増加やCRP上昇がみられます。
◆細菌検査:原因菌として溶連菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、
インフルエンザ菌などが検出されます。

治療
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扁桃腺の肥大だけで症状がない場合は通常、経過観察です。
発熱などの症状があって、扁桃腺炎を起こしている時も軽症の場合は外来で抗生
物質などの投薬を行います。重症例では入院して治療することもあります。
慢性的に扁桃肥大がある場合、肥大の程度が大きい場合、睡眠時無呼吸症候群を
引き起こしている場合、急性で一過性でも呼吸困難などの症状が出る場合、抗生
物質が効かない場合などは、手術で切除します。
IgA腎症や掌せき膿胞症、関節リウマチ等全身疾患の原因が扁桃腺周囲の病巣
の場合があり、扁桃の摘出により著効することがあります。

引受査定のポイント
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再発の有無、入院や手術の有無がポイントです。
扁桃腺の摘出手術をしていれば完治と考え、死亡保障と医療保険とも標準体での
引受が可能でしょう。何度も繰り返している場合や入院している場合で、まだ手
術していない場合は、再発の可能性あるので、医療保険に関しては一定期間の部
位不担保を付けての引受としたほうがよいでしょう。

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ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

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