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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 43◇◆ 2011. 4. 12

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中心性漿液性(しょうえきせい)網膜脈絡炎
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働き盛りの中年男性にみられる病気で、多くは片目に起こります。
神経網膜に酸素や栄養を与える働きのある「脈絡膜」から漏出した漿液が、
網膜と脈絡膜の間に漏出します。特に黄斑部付近が水泡状に盛り上がるため
種々の眼症状が生じます。
通常は、外網膜血液関門という機能により漏出液がたまることはありませんが、
過労やストレスで、この機能が局所的に破綻することが原因とも
考えられています。大部分は数か月で治癒します。

※ちなみに中心性滲出性(しんしゅつせい)網膜脈絡膜炎は、
 視力の予後は不良で自然治癒はありません。

症状
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大部分は片目に起きますが、時期を変えて左右に生じることがあります。
両目に起きるのはまれです。
 ・軽度の視力低下
 ・中心が見えにくい(中心暗点)
 ・物が小さく見える(小視症)
 ・変形してみえる(変視症)
 ・色覚障害
 ・遠視

鑑別疾患
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 ・中心性「滲出性」網膜脈絡膜炎(視力の予後は不良で自然治癒はない)
 ・加齢黄斑変性症
 ・網膜剥離
 ・脈絡膜腫瘍
 ・網膜色素上皮剥離ぶどう膜炎  など。

治療
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過労やストレスをさけ、生活習慣を改善すること。
また、心身の安静も重要です。

◆薬物療法
 循環改善剤のカルナクリンや、複合ビタミン剤等が使用されます。

◆レーザー光凝固
 薬物療法でも水が引かない、再発を繰り返す場合など。
 中心部から離れている時は、レーザー光線で熱を加えて漏出を止めます。

経過・予後
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発症後数週から数ヶ月で浮腫は吸収され、自然治癒もかなり多いのが特徴です。
しかし、約30%に再発がみられ、繰り返すうちに視力回復が難しくなること
もあります。失明のリスクは一般的には少ないようです。

引受査定のポイント
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大部分は数ヶ月で自然治癒しますが、再発することがあります。
死亡保険については、現在症状がある場合は、視力の特別障害不担保等の条件付
きでの引受となるでしょう。医療保険については、現在症状がある場合は部位不
担保と視力の特別障害不担保等の条件付での引受となるでしょう。既往症につい
ては、完治してからの経過年数に応じて部位不担保や、左右の別、矯正視力の程
度により、特別障害不担保等の条件付での引受も考慮します。

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