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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 33◆◇ 2010.10.26

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副鼻腔炎(ふくびくうえん)
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副鼻腔は顔面骨や頭蓋骨の内部にある空洞で、上顎洞、篩骨洞(しこつどう)、
前頭洞、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)の4種類がそれぞれ左右にあります。
開口部は細い自然孔を通じて鼻の中と通じていて、換気の役目もしています。
副鼻腔炎とは、アレルギー、細菌やウィルスの感染により、副鼻腔内に炎症が波
及したものです。急性と慢性(いわゆる蓄膿症)があり、毎年1,000万人以上が
発症するといわれています。

症状と原因 
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鼻閉(鼻づまり):粘膜の腫脹により、空気の通過障害が起こるためです。
その他、鼻汁(黄~黄緑色)、頭痛、顔面痛、味覚障害などの症状があります。
カゼの原因菌であるウイルスや細菌、アレルギーの原因となるハウスダスト、
花粉、鼻中隔湾曲症などの骨構造の異常も悪化の原因となります。

経過 
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急性の副鼻腔炎は感冒による鼻炎に合併するものが多く、通常は1~2週間で完
治しますが慢性化することもあります。この場合は数年~数十年にわたり病巣感
染巣となって細菌をばら撒き、慢性気管支炎、慢性咽頭炎、気管支拡張症の原因
となることもあります。
重症の場合には、腫れた粘膜が鼻腔まで広がってポリープ(いわゆる鼻茸)に
なったりします。

治療 
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■保存療法 
急性の場合は抗生物質や蛋白分解酵素、抗炎症剤の投与や、鼻内に蒸気を送る
ネブライザー療法などがあります。
慢性の場合は、それに加えて、(菌を叩くというより)粘膜の機能を正常化する
目的で、少量のマクロライドを数ケ月投与する治療法もあります。

■手術療法:単独または同時に複数の手術が行われることもあります。
-内視鏡下副鼻腔手術(ESS) 
鼻の穴から内視鏡を用いて鼻腔と副鼻腔の隔壁を開放し、一部の病変粘膜のみ
を除去する方法です。

-内視鏡下鼻内整復術
鼻中隔湾曲症や下甲介の腫脹などの構造的な原因で開口部が閉鎖され
炎症が起きやすい場合に行われます。

-拡大前頭洞手術
額の裏の前頭洞の炎症は頭痛や眼痛の原因にもなり、難治性で難易度も高い
手術ですが、近年は機器の進歩により、鼻内内視鏡で骨を削り、前頭洞の
交通路を拡大することができます。

-鼻茸切除術
鼻閉の原因となっているポリープを切除しますが再発もあります。アレルギー性
鼻炎や肥厚性鼻炎を合併している場合は、レーザーや高周波やラジオ波凝固治療
によって鼻粘膜の腫れを軽減させる治療法もあります。

引受査定のポイント
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★アレルギー性鼻炎の鼻閉型や重症例などに気をつけます。
現症の場合、死亡保険については基本的に標準体での引受でも問題ないと思われ
ますが、重症例や手術の可能性がある場合は削減等の条件をつけることを考慮し
ます。医療保険は基本的に部位不担保等の条件付きでの引受でしょう。
既往症であっても重症度や再発の可能性も考慮して、医療保険については数年間
は部位不担保等の条件をつけて引受を考えた方がよいでしょう。

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ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

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