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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 32◆◇ 2010.10.13

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髄膜とは
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脳および脊髄全体を包み込み、クッションの様な役目をしている膜です。外側
(皮膚表面側)から硬膜・クモ膜・軟膜の三層構造になっており、軟膜とクモ膜
の間のスペース(クモ膜下腔)には髄液があります。髄膜炎は、何らかの原因で
細菌やウイルス等が感染し、髄膜に炎症を起こすものです。

原因
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細菌やウイルスが鼻、喉、気管の粘膜に感染して、まずカゼ症状を起こし、免疫
が低下していたりすると、血行性に髄膜に移行します。潜伏期間は通常3~4日
ですが、急激に発症し重篤な後遺症を残す場合もあります。

■無菌性(ウイルス)髄膜炎が最も多いです。
 エコーウイルスやエンテロウイルスなど夏カゼを起こすウイルス、
 次いでムンプスウイルスなどが多いです。
 この他単純ヘルペス、麻疹、アデノウイルス、風疹ウイルス、
 インフルエンザウイルスなどもあります。

■細菌性(化膿性)髄膜炎
 頻度は少ないですが、年齢による特徴があります。
 新生児はB群溶連菌や大腸菌、乳幼児期にはインフルエンザ菌、肺炎球菌、
 髄膜炎菌などが多いです。
 重症化しやすく、後遺症を残す率も高いです。成人は肺炎球菌や髄膜炎菌、
 高齢者や免疫力低下者等はMRSA、結核性、真菌性などもあります。

症状
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発熱、頭痛、嘔吐が3大症状です。診察所見としては、項部硬直(首が硬く曲げ
にくい)やケルニッヒ徴候(股、膝を直角に曲げた状態から膝をまっすぐに伸ば
せない症状)などの髄膜刺激症状を示します。

予後
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無菌性髄膜炎は一般的には生命予後は良好で、後遺症も殆ど見られません。
一方、化膿性髄膜炎の中でも髄膜炎菌によるものは、頻度は少ないのですが、
届出が必要な感染症で、劇症型の場合、突然発症し、死亡率も高いです。
子供の場合、手足の麻痺、難聴、癲癇などの後遺症が残る事もあります。
結核性のものは、亜急性の発症・経過ですが、重篤で、死亡率も高いです。
また、失明、難聴、水頭症などの重い後遺症を残す事も多くあります。

引受査定のポイント
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原因菌と治療期間、後遺症の有無がポイントとなります。
既往症で、短期間入院(1ケ月以内)で完治したものは、後遺症がなければ
引受上特に問題ないでしょう。

長期加療の場合は、完治後の経過年数により、死亡保険については条件付きでの
引受、医療保険は延期となる可能性もあります。
結核性のものは、原因不明の長期加療や結核の治療に準じます。

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