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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 30◆◇ 2010.9.14

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肝血管腫
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肝臓は血液が豊富な臓器で、大小多くの血管が集まっていますが、一部の毛細血
管が嚢状に拡張・増殖して腫瘍状に発育したものを肝血管腫といいます。肝血管
腫は、肝臓の良性腫瘍です。ほとんどが無症状で、多くが人間ドックの腹部超音
波検査(腹部エコー)でみつかります。

頻度
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無症状の肝血管腫は成人の1~5%にみられ、通常単発ですが、多発例も10%
程度に見られます。女性の頻度がやや高いといわれています。大部分は4cm以
下ですが、10cm以上の報告もあります。

鑑別診断
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高分化型肝細胞癌、肝血管肉腫などの悪性腫瘍を除外することが、危険選択上特
に大事です。その他良性のものに、腺腫様過形成、限局性結節性過形成、肝血腫
などがあります。

予後
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生命予後は良好です。肝血管腫が比較的小さく、無症状な場合は年1回程度の経
過観察となります。5cmを超えると破裂による出血の危険性が高くなるので手
術適応となることもあります。

治療
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腹部膨隆などの症状がある場合や、急激な増大傾向にあるもの、また稀ですが破
裂や出血傾向を呈するものでは、外科的治療の対象となります。
また、外傷性破裂の危険のある肝表面にあるもの、圧迫症状を起こすような腹部
腫瘤、悪性との鑑別が困難なものも手術の対象となります。

査定のポイント
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他の肝臓腫瘍との鑑別が重要です。人間ドックなどによる定期健診で指摘され、
大きさの変化ないものは、
・1cm未満は無条件での引き受けを考慮
・1cm以上5cm程度までは医療保険については部位不担保~延期
・5cm以上は破裂や手術の可能性もあるため医療保険については延期、死亡保
険は保険金削減等の条件をつけての引受が考えられます。

肝血管腫と告知があっても、年齢や治療法(手術痕)などから悪性の疑いがあれ
ば、一旦延期とすることが望ましいでしょう。

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