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◇◆医学豆知識メルマガ Vol.2◆◇ 2008.11.17

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不整脈 その2
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 さて、前回、不整脈には、早い脈(頻脈)、遅い脈(徐脈)、飛んだり抜けたりする脈(期外収縮)の三つがあるということをお話しました。今回は実際に外来で診断される不整脈についてお話したいと思います。
 一般的に、病院の外来心電図検査で見られる不整脈は、心室性期外収縮、洞頻脈、心房細動の順に多いとされています。
■心室性期外収縮
 心室性期外収縮とは、心室から起こる期外収縮で、規則的な心拍が過敏な心臓内中枢の早期の興奮により乱される状態です。心室性期外収縮は「基礎疾患がなく」「1分間に起こる回数が少なく」「期外収縮が連続して発生しない」のであれば放置してよいことが多いです。
 しかし、心筋梗塞、特発性心筋症、QT延長症候群などの基礎疾患による場合は治療をする必要があります。特に高齢者の心室性期外収縮については、基礎疾患の有無に注意する必要があるでしょう。

■洞頻脈
 洞頻脈は、心房興奮頻度が毎分100以上の洞リズム(心臓の右心房にある洞房結節から起こる刺激のリズム)をいいます。心房興奮頻度は、正確には心電図で1分間に現れるP波の個数により決まりますが、通常心房と心室の興奮の頻度は同じであることから脈拍数で代用されます。つまり心拍数100以上を洞頻脈といいます。洞頻脈が起こる原因としては、運動、発熱、精神興奮などの生理的なものから、甲状腺機能亢進症、貧血などの基礎疾患があるので注意が必要です。

■心房細動
 心房細動では心房興奮頻度は350~600/分に増加します。心房細動では、心室が十分に拡張し収縮することができいないため心拍出量が低下します。心室性期外収縮と同じように脈拍の欠損も観察されます。さらに心房細動は、心房内血栓の形成により動脈塞栓(脳塞栓)を引き起こします。心房細動は、脳動脈を閉塞して生じる脳梗塞の危険因子です。心房細動に起因する脳梗塞の生命予後はよくないため、生命保険の加入は難しいでしょう。慢性の心房細動患者では、血栓形成予防をするために抗凝血薬のワーファリン内服を行ないます。

 同じ「不整脈」との告知であっても、性別や年齢により想定される不整脈の種類が異なり、よってリスクも大きく異なりますので、病名は正しく告知していただくことが重要です。

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