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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 188◆◇ 2018.08.23

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鼻ポリープ
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鼻ポリープは、鼻の粘膜の炎症によって出来るゼラチン様、ぶどう様の半透明
な増殖性病変で、茸の様な形状から、別名「鼻茸」とも呼ばれます。副鼻腔の
開口部付近に、通常は両側性に発生します。20~60才頃までの成人に約1%の
頻度で生じます。ポリープが小さいうちは鼻汁が出る程度ですが、大きくなっ
て鼻腔を塞ぐようになると、頭痛、鼻内圧迫感、嗅覚障害、記憶力減退、耳管
狭窄等の症状が生じます。

原因
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鼻ポリープの約90%に慢性副鼻腔炎が見られ、1/3は成人型喘息と関連して
発生するといわれることから、慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎の分泌物の刺激によっ
て粘膜が腫れるという炎症性産物説と、IgE抗体や好酸球等の局所のアレル
ギー反応で生じるというアレルギー説がありますが、確かな原因は不明です。

検査
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鼻鏡で鼻腔を見れば容易に診断できますが、しばしば周囲の粘膜と区別できな
かったり、慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎を合併していたり、鼻中隔湾曲症があって
その奥の鼻ポリープを見逃すこともあるので、ファイバースコープ、顔面X線
検査、CT等を行って調べます。

治療
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鼻ポリープは副鼻腔の感染に伴って生じるので、感染が治まれば消失する場合
もありますが、徐々にできてきて消えない場合もあります。症例の約半数は副
腎皮質ホルモンの点鼻薬か錠剤により小さくなりますが、1ケ月続けても小さ
くならないようであれば手術が必要となります。手術では、鼻ポリープの茎部
を含めて摘出します。副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症、アレルギー性鼻炎等の合併が
あれば同時に治療を行いますが、多くは内視鏡を用いて行われます。

予後
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鼻ポリープは、炎症によるものであり、通常両側の鼻腔に複数発生するため、
悪性のリスクはありません。よって、片側のものについては、まれに悪性のこ
とがあるので注意が必要です。
そして、アスピリン喘息等、喘息に伴って発症する鼻ポリープは、手術後再発
しやすいといわれています。同様に、特殊な副鼻腔炎である好酸球性副鼻腔炎
(難病指定)や、アレルギー性真菌性副鼻腔炎が原因の場合も、鼻ポリープを
切除しても後も高い割合で再発すると言われています。

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引受査定のポイント
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現症の場合、死亡保険系は引受可、医療保険は部位不担保等の条件付での引受
としてよいでしょう。既往症については、手術済みで全治していれば、死亡保
険系も医療保険も標準体での引受として問題ないでしょう。

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