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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 182◆◇ 2018.03.27

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皮膚線維肉腫
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「肉腫」とは、一般的には骨、軟骨、脂肪、筋肉、血管等の非上皮性の結合組
織細胞に発生する悪性腫瘍のことですが、「皮膚線維肉腫」とは、表皮よりは
深い位置の真皮~深部皮下組織にある線維芽細胞が何らかの原因で悪性化した
ものです。

種類
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乳幼児型と成人型に大きく分けられます。乳幼児型は、乳幼児期に発生する悪
性腫瘍の約10%を占めますが、成人型は成人の肉腫の中でも1~3%と稀な
腫瘍です。

原因
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乳幼児型の多くで特定の染色体の配置異常により、細胞の機能を調節する蛋白
質に異常が見られる事が発症に関与していると考えられてますが、詳細は分か
っていません。

症状
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手足や胸部、腹部、頭部や頸部などに、暗褐色で硬く、斑点として発症します
が、急速に成長した後は瘤として自覚されます。発赤や痛みを伴うことは少な
いです。乳幼児型は生下時に見られることもあり、大部分は生後1年以内に発
症します。一方、成人型の多くは中年以降の発症が多くなります。

診断
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視診とCTやMRIで大きさや位置や広がりを調べますが、最終的には腫瘍組
織を生検して診断確定します。

鑑別疾患
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皮膚線維腫、神経線維腫、類上皮肉腫、血管腫、脂肪腫、平滑筋肉腫、ガング
リオン、感染性粉瘤等があります。

治療
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原発巣から2~3cm以上余裕をもって切除しますが、再発を防ぐためには、
大きさよりも十分な深さで切除する事が重要です。この他、手術不能例や骨や
肺への遠隔転移例では化学療法や放射線療法が行われることがあります。

予後
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悪性腫瘍ですが、遠隔転移(2~3%)がなければ一般的に予後は良好です。
再発は3年以内が多いと言われており、3-6月間隔でフォローアップが必要
ですが、その後は年1回のフォローアップが推奨されます。

引受査定のポイント
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現症は、死亡保険系も医療保険も延期としたほうがよいでしょう。
既往症は、経過年数によって、死亡保険系は保険金削減等の条件付き~標準体
での引受を、医療保険は延期~引受可を検討できるでしょう。

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