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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 146◆◇ 2016.06.18

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石灰化上皮腫
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石灰化上皮腫とは、その名の通り皮膚の一部が石灰のように硬くなる良性の皮
下腫瘍のひとつです。なぜ発生するのか原因は分かっていませんが、毛母腫
(もうぼしゅ)(pilomatorixoma)という別名があらわすよう
に、毛根に存在する毛母細胞を起源とする腫瘍です。比較的若い人、特に小児
のまぶた、腕、頸部(けいぶ)などに発生することが多いようです。
(日本形成外科学会ホームページより)

症状
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皮下に石のように硬いしこりを触れます。ほとんどは無症状ですが、痒みや圧
痛を感じることもあります。皮膚の色は正常か皮膚が薄い場合には透けて黄白
色や青黒い色に見えることもあります。表面は凹凸していますが境界は明瞭で
可動性は良好です。皮膚の下で移動することもある点が悪性腫瘍との違いです
が、大きいものや可動性が悪いもの、表面が破裂したものは、時として悪性腫
瘍と見分けがつかないこともあります。

検査
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視診、触診で疑い、レントゲン撮影で石灰化を確認しますが、石灰化の程度は
様々なのでレントゲンに写らない場合もあります。また、部位によっては、
CTやMRIで周辺臓器との位置関係の把握が必要な場合もあります。なお、
最終的には切除後の病理学的検査で確定診断を行います。

鑑別診断
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粉瘤、ガングリオン、類皮嚢腫等の皮下腫瘍や血管腫、毛母癌等の皮膚癌、脂
肪腫、母斑、線維腺腫等があげられます。

治療
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腫瘍の成長はゆっくりですが、自然に治ることは少なく、細菌感染を起こせば
赤く腫れあがります。また悪性腫瘍との鑑別が必要な場合もあるので、原則的
には外科的に摘出することことが望ましいと考えられます。小さければ、局所
麻酔で日帰り手術が可能です。白いごつごつした内容物なので、崩さないよう
に摘出することがポイントですが、術後ケロイドになったり、完全摘出できな
かった場合には再発することもあります。

引受査定のポイント
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現症は死亡保険は標準体での引受が可能です。医療保険も引受可ですが、公的
医療保険制度の医科診療報酬点数表に列挙されている手術に連動した給付のあ
る場合は、部位不担保等の条件を考慮します。既往症は、切除した場合は死亡
保険も医療保険も引受が可能と思われます。

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