株式会社査定コンサルティング

生命保険査定業務・教育研修等を総合的にサポート

HOME > 未分類 > ◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 141◆◇ 2016.03.22

◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 141◆◇ 2016.03.22

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
モートン病
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
足指の感覚神経である固有底側指神経は、隣り合う中足骨間を連結する深横中
足靭帯のすぐ下を通過していますが、つま先立ちやハイヒールの常用等によっ
て繰り返される刺激がこの神経を圧迫すると、炎症を生じたり有痛性の神経腫
が形成されたりするため、しびれ、疼痛などの症状が出現します。これを最初
に報告した医師の名からモートン病と呼びます。

原因
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大きさの合わない靴や長時間の無理な姿勢、スポーツ等により、滑液包と呼ば
れるクッションが繰り返し刺激されることで炎症を起こして神経を圧迫したり、
神経腫による直接的な圧迫で、しびれや疼痛が生じることが原因と考えられて
います。

症状
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
足指の第3-4間のしびれ、疼痛、灼熱痛などの多彩な神経症状のほか、前足
部足底の小さな有痛性の腫瘤(仮性神経腫)を主訴とする場合もあります。
部位としては2-3間、4-5間の場合や、疼痛が下腿までおよぶこともあり
ます。

診断
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
障害神経の足間に感覚障害があり、中足骨頭間足底に腫瘤を認めたり、神経障
害部位をたたくとその支配領域に疼痛が放散するテイネルサインがあれば診断
できます。その他レントゲン検査、筋電図検査、MRI検査、超音波検査等を
行うことがあります。

鑑別診断
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
関節リウマチ、へバーデン結節、疲労骨折、足底筋膜炎、外反母趾、内反母指、
扁平足、足指管症候群等があります。

治療
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まず足先を窮屈にしないような靴や高いヒールを避けるなど適切な靴選びが重
要で、足裏のくぼみに足底挿板(インソール)を敷いたり、テーピングをした
りします。
薬物療法としては、炎症を抑える薬や神経の回復を促すビタミン剤、鎮痛剤が
使用されます。
ステロイドの局所注射やブロック注射、運動療法が行われることもありますが、
数か月の保存的治療でも症状が回復しない場合は、手術が必要になることもあ
ります。手術としては、整形外科専門医による神経剥離、神経腫摘出術、深横
中足靭帯切離術があります。

引受査定のポイント(原因疾患や合併症の有無)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現症は、死亡保険は標準体での引受可で、医療保険は標準体での引受可~部位
不担保等の条件付きでの引受が考慮できるでしょう。
既往症の場合は、標準体での引受が可能と思われます。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

戻る