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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 118◆◇ 2015.1.27

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子宮頸管ポリープ
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子宮は内腔部分と、膣までの細い頚管部分に分かれています。頸管部分は腺細
胞によって覆われて、他の組織に比べて過形成を生じやすく、子宮頸管粘膜が
増殖した結果生じた深紅色のキノコ状の柔らかい隆起性病変を、子宮頸管ポリ
ープといいます。
子宮頸管ポリープができる正確な原因は不明ですが、30~40歳代で多産を
された女性に多く見られ、女性ホルモンの影響や、細菌感染による慢性炎症が
関与していると考えられています。女性の約2~5%に認められ、大きさは米
粒大(数ミリ)~親指大(1cm程度)になることもあります。
ほとんどが1個ですが、複数個出来ることもあるようです。

症状
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無症状のことが多いですが、膣部に露出している頸管ポリープは、組織がもろ
く柔らかいため、性交後や運動後には容易に出血をしやすくなり、少量の不正
性器出血や帯下の増量が見られます。また、不妊の原因の一つにもなります。

検査
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内診でもわかりますが、膣鏡や子宮鏡等を使用すれば子宮口から突出したポリ
ープが見えるのでさらに診断は容易です。また、小さいポリープの切除は外来
で比較的簡単にできます。※その際の切除は、非該当手術の場合が多いですが
診療報酬連動型の約款の場合には手術給付の対象となります。

鑑別診断
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有茎性粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮膣部びらん、子宮体癌等があります。

治療
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症状がなく、悪性の可能性も無い場合には経過観察となりま す。症状があるも
の、大きいもの、悪性の可能性があるものは切除して病理組織検査をします。
切除自体は小さいものは外来で比較的簡単に行えることが多いですが、妊娠中
の場合は、切除に関して一長一短があるので切除の必要性や時期等は主治医と
よく相談して決めることになります。

予後
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子宮頸管ポリープそのものは、大腸ポリープとは違い悪性化することは殆どな
い予後良好な疾患です。しかし、切除後も炎症が改善されなかったり、基底部
から切除しても、根っこが残っている場合には再発することがあるので、切除
後も定期的な検診が必要です。また、稀ですが、がんがポリープ状に変化して
いることや、ポリープの上にがん組織がある場合もあるので、切除後の病理組
織検査は重要です。

引受査定のポイント
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現症(経過観察)については死亡保険については標準体の引受で問題ないでし
ょう。医療保険については条件付(短期間の部位不担保:手術該当の場合)で
の引受でよいでしょう。
既往症については、死亡保険も医療保険も標準体での引受で問題ないでしょう。
ただし、長期入院等ある場合には治療内容に注意し、他の病名を疑い査定を
することが重要です。

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