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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 110◆◇ 2014.08.29

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外耳道炎
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外耳道炎とは、耳の穴の入口から鼓膜までの外耳道が何らかの原因により炎症
を起こしてしまった状態のことをいいます。

原因
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外耳道の軟骨部(手前)や骨部(奥の部分)の細菌感染により炎症が起こりま
す。その原因としては、アレルギー、乾癬(かんせん)、湿疹、頭部皮膚炎、
耳かき時の傷などがあります。発汗や海水浴、プールでブドウ球菌に感染した
り、シャンプーや整髪料、補聴器、音楽用のレシーバー、耳栓等も感染原因と
なります。糖尿病や免疫疾患で全身状態が良くない方は、慢性化し重症化する
ことがあります。

種類
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限局性外耳道炎は入口手前の3分の1の部分に、び漫性外耳道炎は奥の方の3
分の2の部分に起こる炎症です。細菌としては黄色ブドウ球菌、緑膿菌、大腸
菌等があります。外耳真菌症は免疫力が低下した時などにアスペルギルスやカ
ンジダ等の真菌が骨部外耳道も感染し、炎症を起こす病気です。
悪性外耳道炎は、細菌感染に対する抵抗力が衰えた高齢者などに、緑膿菌が感
染して起こる病気で、外耳道に留まらず、周囲の軟部組織、側頭骨、頭蓋底部
にまで進行することもある壊死性・難治性の病気です(悪性新生物という意味
ではありません)。

症状
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疼痛(耳介牽引痛、咀嚼時耳痛)や掻痒感、耳漏、耳閉感、異物感の他に耳鳴
り、難聴などの症状が現れることがあります。

診断
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特別な検査をしなくても症状や外耳道の診察(耳鏡検査)で診断できます。
外耳道は赤く腫脹し、膿性貯留物が認められます。真菌症では綿状の物質に囲
まれた灰黒色点または黄点(真菌の分生子柄)が見られます。カンジダでは通
常粘度のある乳白色の滲出物が見られます。

治療
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軽症で健康な方は数日で自然治癒しますが、それ以外の場合は、
・消毒:耳垢を取り去り外耳道を消毒し清潔にします。
・鎮痛剤:耳痛がある場合には鎮痛剤を服用します。
・炎症の抑制:抗生物質やステロイド軟膏により炎症を抑制し ますが、点耳薬
 を使用したり、抗生物質やステロイドの内服をすることもあります。真菌の場
 合には抗真菌薬を使用します。
・抗アレルギー薬:原因がアレルギーで外耳道湿疹を合併して いる場合には、
 抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤も使用します。

予後
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大部分は自然に治癒するか、短期間の治療で治りますが、基礎疾患があり
(糖尿病、白血病、末期がん等)免疫が低下している場合には再発や慢性化し
難治となります。

査定のポイント(基礎疾患の有無)
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現症
死亡保険は引受可として構わないでしょう。ただし、治療期間が長期の場合は
もととなる基礎疾患がないか注意します。医療保険については、治療期間によ
り部位不担保での引受を考慮した方がよいでしょう。基礎疾患がある場合は
引受延期としたほうがよいでしょう。

既往症
死亡保険も医療保険も、標準体での引受で問題ないでしょう。ただし、
原因となる基礎疾患がある場合にはそちらの査定を加えます。

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ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

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