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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 11◆◇ 2009.10.15

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前立腺肥大症
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前立腺肥大症は男性高齢者の病気で、前立腺の内部が腫大する疾患です。
前立腺は重さ約15gのクルミ大の臓器で、それが肥大すると前立腺の中央を貫いている
尿道を圧迫し排尿が困難になります。つまり尿の勢いがなくなったり、尿がまったく出なく
なったりします(これを尿閉とよびます)。
前立腺肥大症の人は排尿後も膀胱が完全に空にはならないので、残尿感があり
尿路感染症や腎臓結石を起こしやすくなります。また尿閉状態が長引けば水腎症を
起こすことになります。前立腺肥大の原因はわかっていませんが男性ホルモンである
テストステロンの変化と関係があるといわれています。それゆえ前立腺肥大症は加齢
(テストステロンの減少)とともに増え、特に50歳以上になると多くみられます。

検査、診断
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前立腺肥大症の検査はまず直腸診(直腸内指診)によりその肥大程度を観察します。
直腸診とは医師が患者の直腸へ指を挿入して直腸前面に突出した前立腺を触診する
ことです。
血液検査では腎機能 や前立腺特異抗原(PSA)の濃度も測定します(PSA検査)。
これは前立腺肥大症に前立腺癌が合併していることがあるからです。その他に超音波
検査により前立腺の大きさや排尿後の膀胱内尿量を測定することもあります。

治療(薬剤・手術)・予後
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前立腺肥大症の治療は、尿路感染症、腎機能障害、血尿、腎臓結石、尿閉などの
合併症がなければ経過観察します。
治療する場合は、薬物療法・手術療法・その他の外科的治療をおこないます。

■薬物療法:
 前立腺と膀胱の筋肉緊張を緩和し排尿しやすくするアルファ遮断薬
 (タムスロシン、テラゾシン、ドキサゾシンなど)を投与します。

■手術療法「前立腺切除術(TURP)」:
 前立腺肥大症の症状を緩和するには手術療法が一番良い方法です。一般的には
 内視鏡を尿道に挿入して経尿道的前立腺切除術(TURP)を行い前立腺の一部を
 切除します。1晩の入院が必要です。
 しかし手術には感染や出血などの合併症のリスクがあります。
 またこの治療には尿失禁や永久的な勃起機能不全を起こすリスクもあります。

■その他の治療方法:
 前述の「前立腺切除術(TURP)」ほどの効果は期待できないものの、合併症のリスクが
 低いという理由で、他にもさまざまな外科的治療法が行われています。
 前立腺肥大症の本格的な治療の前に、尿路閉塞が原因で生じている問題を
 解決します。
 以下の特殊な装置を尿道に挿入し、前立腺組織を破壊します。
  ・マイクロ波の熱(経尿道的高温度療法または経尿道的温熱療法)
  ・針(経尿道的トランスアブレーション)
  ・超音波(焦点式高密度超音波療法)
  ・電気的蒸散(経尿道的電気蒸散療法)レーザー(レーザー療法)

 経尿道的バルーン拡張療法
  ・尿道に挿入したバルーンをふくらませて前立腺肥大により狭窄した尿道を広げる方法です

 尿閉があれば尿道から膀胱にカテーテルを通して排尿し、
 感染があれば抗生物質で治療します。

引受査定のポイント
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前立腺肥大症の告知があったら、医療保険では手術適応の可能性もあり部位不担保
での引受けが考えられます。
生命保険については前立腺がんの混入も考えて、軽度保険料増しで引受け可能かも
しれません。
超音波検査やPSAの血液検査結果等のデータあれば条件緩和の可能性もあります。

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