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◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 108◆◇ 2014.07.17

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耳硬化症
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外耳から入った音は鼓膜を振動させ、次に鼓膜の裏側についている耳小骨(ツ
チ骨、キヌタ骨、アブミ骨)で増幅されて内耳に伝導します。耳硬化症とは、
耳小骨の中でも最も奥にあり、内耳と接している「アブミ骨」の動きが悪くな
るために生じる疾患です。思春期以降発症し、女性に多く、遺伝的要因やホル
モンが大きく関与していると言われています。遺伝的な要因に加えて、麻疹の
潜伏感染や、女性ホルモンの影響により、妊娠や出産をきっかけに難聴が進行
することもあります。

症状
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難聴(100%)と耳鳴(67%)が主症状ですが、障害が内耳にまで波及すると
めまいが生じることもあります。その他に、耳閉塞感が認められることがあり
ます。難聴は進行性で、時には高度感音性難聴にまで悪化することがあります。
白人には多く見られますが、日本人には比較的少ないため、年齢による症状と
間違われることもあるので、注意が必要です。

検査
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聴力検査では通常両側性の低音部に難聴がある伝音難聴です。2000ヘルツの骨
導聴力レベルが上昇するカルハルトノッチが特徴です。鼓膜の動きの程度を調
べるティンパノメトリーという検査で、アブミ骨筋反射の消失などを参考にし
ます。側頭骨CTで内耳骨包の脱灰化像を認めれば診断はほぼ確定します。

鑑別診断
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慢性中耳炎、真珠腫、突発性難聴、メニエール病、前庭神経炎、感音性難聴等
があります。

治療
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治療は基本的には手術を行い、聴力改善をはかります。薬による治療はまだ研
究段階であり、年齢や難聴の程度により手術を希望しない人は補聴器を使用し
ます。手術にはいくつかの方法がありますが、固着したアブミ骨を摘出し、新
しいアブミ骨(テフロンワイヤーピストン、セラミクス人工耳小骨、チタン製
人工耳小骨)に取り替えるという点は一致しています。内耳に接している部分
にあけた小さな穴からリンパ液が漏れて、めまいや難聴が悪化することもある
ので、術後しばらくは注意が必要です。

引受査定のポイント
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既往症の場合、死亡保険については標準体での引受を考慮できますが、再発も
あるため、医療保険については部位不担保等の条件をつけて引受をしたほうが
よいでしょう。

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ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

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