株式会社査定コンサルティング

生命保険査定業務・教育研修等を総合的にサポート

HOME > 未分類 > ◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 103◆◇ 2014.3.27

◇◆医学豆知識メルマガ Vol. 103◆◇ 2014.3.27

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ドライアイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ドライアイとは、『様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う。』と定義されており(2006年ドライアイ研究会)、涙の量が少なくなったり、成分が変化することにより、眼球の表面が乾燥し、傷や障害が生じる疾患です。

病態
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
角膜上の涙液は、主に3つの成分で構成されており、3つのバランスが不安定になったときにドライアイになります。
油層:涙の水分の蒸発を防ぐ作用で、マイボーム腺から分泌。マイボーム腺機能不全
水層:涙の主成分(95%)で、ほとんどが水分です。シューグレン症候群
粘液(ムチン)層:角膜に涙を拡散させる作用があります。ステイ―ブンス・ジョンソン症候群、眼類天疱瘡

原因
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆まばたきの減少
テレビ、コンピューター画面を見ることによる目の酷使により、まばたきが減少すると、涙腺への刺激が減り、涙の量が減ります。一般的なオフィスでは約3人に1人約800万人~2200万人がドライアイとも言われており、年々増加傾向にあります。(日本眼科学会ホームページより)

◆空気の乾燥
冷暖房による空気の乾燥化により、涙が蒸発しやすくなります。

◆ストレス過多
ストレスにより、マイポーム腺の働きが低下し涙の油分減少により蒸発しやすくなります。また、夜は涙の分泌量が減るので、夜型の仕事やテレビ、ゲームをする人はドライアイを誘発し易いです。

◆コンタクトレンズ装着
ソフトコンタクトでは、表面からの涙液の蒸発量が増加するため乾燥しやすくなります。

◆服用薬の影響
降圧剤や、精神安定剤で抗コリン作用薬の中には涙の分泌を減少させる作用があります。抗癌剤の中には涙分泌減少作用があるものががあります。

◆加齢によるもの
加齢により、マイボーム腺機能不全や結膜弛緩症になると、油が出にくくなり、涙が貯めにくくなったり、緩んだ結膜が摩擦によって目表面に傷がつきやすくなります。

症状(日本眼科学会のホームページより)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・目が疲れる・目が乾いた感じがする・ものがかすんで見える
・目に不快感がある・目が痛い・目が赤い・目が重たく感じ る・涙が出る
・目がかゆい・光を見るとまぶしい・目がごろごろする・めやにがでる

以上12項目のうち5項目以上該当するか、10秒間まばたきせず目を開けていられなければ、ドライアイの可能性があるようです。

検査
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
診断基準としては、
1.涙液の異常 
 A.シルマー試験5mm以下 
 B.涙 液層破壊時間5秒以下

2.角結膜上皮障害
 A.フルオレセイン染色スコア3点以上
 B.ローズベンガル染色スコア3点以上
 C.リサミングリーン染色スコア3点以上

3.自覚症状    
上記の3項目により確定か疑いと診断しますが、患者に痛みがあることや、医
師の主観も入ることから、最近では、ドライアイの自動診断装置(TSAS)
を使用して、10秒程で診断が出来るような検査もあるようです。

治療
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
点眼治療:症状が軽い場合、人工涙液、ヒアルロン酸製剤、や ムチンを生産したり、分泌促進したりする点眼薬が使用されます。涙点プラグ:涙の排出口となる目頭の涙点を小さなシリコン製の栓で塞ぎ涙を貯める治療です。

予防
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
長時間のデスクワークを避け、定期的に目を休めたり、意識的にまばたきする回数を増やしたり、OAフィルター使用します。加湿器を使用したり、エアコンの風やタバコの煙を避けます。コンタクトを使用している人は、使用時間をできるだけ短くします。

引受査定のポイント(基礎疾患の有無)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ドライアイを起こす基礎疾患等が無い場合には現症は、死亡保険については標準体で問題ないでしょう。医療保険は、症状に
よっては部位不担保での引受を考慮したほうがよいかもしれません。既往症については、合併症や後遺症なければ死亡保険、医療保険とも標準体でお引受して問題ないでしょう。基礎疾患がある場合には、そちらの査定に準じます。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ご意見・ご質問はinfo@hokensatei.comまでお寄せください。

戻る